『TOYFORMING』について
『TOYFORMING』の開発者
好きなゲーム:『ICO』『The Last of Us』『スーパーマリオブラザーズ』
趣味:家族でドライブ
『TOYFORMING』の開発者、Toyforming StudiosのCEO・佐々木一知(Kaz)は、桐蔭横浜大学大学院在学中の2004年、Sony Computer Entertainment(現在のSony Interactive Entertainment)にゲームプログラマーとして入社しました。
C/C++によるゲームプレイプログラミング、中でもキャラクタ制御を得意としていて、『ワンダと巨像』では鳥やトカゲ・魚などの小動物、『ASTRO BOT: RESCUE MISSION』ではボス以外のすべてのエネミー(約50種類)の制御を担当していました。
Kazは実生活では3人の娘を持つ父でもあり、妻と一緒に家事育児をこなしています。
『TOYFORMING』の起源
2008年、物理エンジンをうまく利用しながらユーザー自身がステージを作れるPS3用ゲームソフト『Little Big Planet』がリリースされたことで、Kazは『TOYFORMING』のヒントを得ました。
当時、日本のゲーム作りが行き詰まりを感じる中、世界では新しい技術を使い、まったく新しい発想でゲームが作られていることに衝撃を受けます。それ以来、日本のスタジオから世界へ発信できる新しいゲーム作品の模索を続けました。
高度に発達するグラフィクスや物理エンジンに対して、AIにはそれほど進化が見られなかった点に注目し、将来は必ずAIにイノベーションが起こると信じて、AIをキーテクノロジーとしたゲームの模索を始めます。
2013年、PS4のプリインストールミニゲーム集『THE PLAY ROOM』で、モバイルアプリで描いた絵をゲーム内に立体化して出す『Toy Maker』を担当します。ただし、そのオブジェクトはまだシンプルな風船のようなもので、動かせるものではありませんでした。
2016年、当時急速な発展を見せたディープラーニングによるAI技術を、独学で学び始めます。
2021年、Sony Interactive Entertainmentを退職して独立。プラットフォームをモバイルに変更して構想を練りなおし、AR技術を取り入れ、おもちゃの「Toy」と、惑星を地球化するという意味の「Terraforming」を融合した、おもちゃ型惑星作りアプリ『TOYFORMING』の開発を始めます。ここでは既存のゲームエンジンを使わずにすべて自分で開発しています。
『TOYFORMING』で遊ぶ娘の姿を見るのが何よりも楽しいという、家族を大事にするお父さんであるKazにとって、個人スタジオでの活動はまさに理想の生活でもあります。